2008年08月14日

うたのたね

悩み多き日々の中にも
歓びに満ちた日々の中にも
漠然とした そして強い意識だけはいつも在って
何かを叫んでいる いつも
心に「目覚めるように」と嘆願の声をあげている

それを一枚のか紙に書き綴り
そしてそれが声となり“うた”となり
鳴り響くことを知った

そしてそのうたを唄い続けているうちに

「うたが咲いた」

少しずつ少しずつそのうたは視たことのない色彩を放ち
嗅いだことのない匂いさえするようになった
だけどその新しいうたの花を好きだといってくれる人たちがいたから
その種をわけてあげることにした

どうか大切に育ててください
あなただけの花を咲かせてください

こうして私の魂が誰かのもとに美しい花となり届けることができるのなら
今まで生きてきたことも無駄じゃなかったと言えるよね

*****
大津美紀詩集「生まれたばかりの子ねこを抱きしめるように」(愛育社)より
posted by mikineko at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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